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【書評】面会交流と共同親権 当事者の声と海外の法制度

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「面会交流と共同親権 当事者の声と海外の法制度」について紹介します。

お子さんがいる家庭が離婚する場合、最も気にするのはお子さんの親権やその後面会交流についてではないでしょうか。

私はそうでした。

親権は諦めざるを得ないこととなり、少なくとも月に1回でも面会交流をしたい。(個人差はあるでしょうが)

私自身、その思いが強く離婚後も連絡を取り合っていますが、未だ実現していません。

面会交流について書籍等で勉強することが多いですが、海外(共同親権が導入されている国)の事例を持ち出すことが多く、参考になる面はもちろんありますが、文化の違いなどもあるので日本とはそもそものルールが違い、首をかしげる事例もありました。

本書籍は日本の事例を取り上げており、別居親の視点ではなく監護親や子供の視点からの意見が述べられています。

別居親の私自身、「会いたい」という自分の気持ちが先行して、子供のことを考えたらどうするべきか。ということを考えさせられました。

しかし、DVのある家庭の例が多く、DV以外の理由で離婚した方にはあまり参考にはならないかもしれません。

それでも、子供自身の意見を尊重しなければならないという点は改めて勉強になりました。

共同親権導入に声が上がっていますが、DV家庭や様々な問題を抱えている家庭のことや、DVを防ぐためのルールなども考えた上で、導入に向けた取り組みをしないといけないのでは。とも思います。

DVがあるのに面会交流を強制させられる。その反面で、悪意をもって面会交流が行われないという事例もあるので、難しい問題です。

わがままですが、子供に一日でも早く会いたいです。

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